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ばぶのばぶなひとときをご紹介します
by どんぽのばぶ
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手のかからない子たちよ、もっと大人をてこずらせていいんだよ

今回は俗に「手のかからない子()」について綴ってみます。もしかしたら看切り発車の勇み足になるかもしれませんが、あえて、中間報告的な意味合いも添えて最近感じたことなど綴ります。

ここは保育園の中にある一時保育室です。1歳児と2歳児の混合クラスです。

曜日によって在室メンバーはがらりと変わりますからその混合加減もその日の保育室内の雰囲気も微妙に変わります。実にいろいろなお子さんがいます。

はっきりとした自己主張を押し通す子は、その主張の故にその子を巡って周辺にいざこざが多発します。時にはおもちゃを全部自分のものと抱え込んだり横取りしたり独り占めしたり・・・イエローカードはいろいろあります。または他の子とのかかわりとは関係のない場面で、帽子かぶりたくないだとか靴を脱ぎたくないだとか給食を食べたくないだとかお昼寝したくないだとかごねます。 

こうしたお子さんの一方、どちらかというとおとなしいのであまり目立たず、群れの動きの中でも真ん中あたりにいるものか特徴的な印象や記憶に残りそびれる子たちがいます。俗にいうところの「手のかからない子()」です。

自説ですが、どんな子もそれなりにすべからく『子どもは健気(けなげ)』だと思います。もしくは『健気に生きている』と思います。どの子も子供は周囲の大人たちが自分に期待されていることに応えよう・応えたいと望んで健気に生きているものです。

人として①自分をわかってほしい、認めてほしい②自分のいるところで役に立ちたい。

というのはそれぞれみんなにあるものです。 

手のかからない&大人の手を煩わせない賢い子たちが存外この二本柱のところで健気に苦労をしています。このお子さん方は自分の周りの大人たちが自分に何を期待しているかを感じ取れてしまうがゆえに他の子たち以上に『けなげ』な時代を生きています。

寝たくないとぐずってみたり、整理整頓されている環境を瞬間芸で無茶苦茶にしたり、他の子の持っているものを力づくで横取りしてみたりといったくっきりとしたパフォーマンスを横目で見るともなく見つつ大人たちが維持したい秩序、「やっちゃいけないよ」とか「やってほしくないこと」などを感じ取れるが故に従順にしています。もしかしたらボクだってその禁を破りたいという衝動性を内に秘め持っているかもしれないですけれども行動しません。

『この子は素直で小さい時から手のかからない子で…』という安易な解釈・評価を受けると、その解釈のかげでその子は実現できなかった衝動とのつじつまを合わせるために苦労しているかもしれません。

かくして、手のかからない子たちが持ち合わせている『賢さ』は矛盾のブレに『ずるっ』とゆがんで時には『ずるがしこさ』という経験智を増してしまわないでいてほしいものです。そういうのも人生かな…と思いつつも、できるものならば賢い子がより賢く育つために少々の悪さや、やんちゃは片目つぶっておおらかにあそばせてあげたいものです。

「手のかからない子たちよ、もっと大人をてこずらせていいんだよ」とエールを送ります。


by 09donpo11 | 2016-07-03 11:52 | 保育ネタ