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ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (わにおよぎ)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。  
わにおよぎ

ある日ワニのワニイが気持ちよさそうに川を泳いでいました。
ワニイは自分でもうっとりするほど泳ぐのが上手でした。
あんまりうっとりして眠くなり、居眠りしたまま泳ぎました。
居眠りしていても上手に泳げるのです。


ごっつん。
ワニはボートにぶつかりました。
「いててて」とめをあけると
ぐらぐら揺れているボートには
黒猫のミャーと白ウサギのピョンが乗っていました。
「あぶないじゃないかワニイ」
「こわいじゃないのワニイ」

「いやあぁ、ごめんごめん」
「こんどからきをつけてよ」
ワニイは後ろ脚だけで立ち泳ぎをして
頭の先から胸まで水の上にのりだして
「はい、きをつけます。ごめんなさい。」
ぺこりとおじぎしました。


ミャーとピョンはまたボートを漕ぎだしました。
ワニイはボートと並んで泳ぎながら
「なかなか上手にボートがこげるじゃないか」
「だっていっぱいれんしゅうしたんだもの」
「だからこんなにじょうずになったんだよ」


なるほど、なるほど。それじゃあ
こんどは川の中にはいっておよいでみないかい?
きもちいいぜ」
「だってあたしたち・・・ねぇ~。」
「そうだよぼくたち・・・なぁ~。」
「だってってどうなのさ?」
「だぁ~て。」
「だぁ~って、なんなのさ?」
「およげないんだもの」

「わっはっはっはっはぁはあ」
ワニイは大きな口をあけて大笑いしました。

「よっしゃぁ。おいらがおよぎかたをおしえてやるよ」

ワニイはボートを川原に押し上げるといいました。

「おいらのまねっこでっきるっかな?
まずは、ワニワニたいそうーっ。
わにわにさんしぃ、わにわにさんしぃ…」
みゃーとぴょんはワニイのまねをしました。
ワニイは川原の砂の上に腹ばいになると
せなかをくねくね
おしりをふりふり
あしをもにょもにょかきかき しました。
ミャーとピョンはワニイのまねそっくりに体を動かしました。


「はーい、そのまま、そのままぁ、すなのうえをもぞもぞぉお。
かわのなかにちゃぽん。すーいすーいすーい」
みゃーとぴょんはワニイとおんなじように砂の上を
もぞもぞ、
川の中へちゃぽんとはいりました。


するとどうでしょう。
みゃーもぴょんもすーいすーいすーい。実に見事なワニ泳ぎです。
さんびきは川の中をあっちへす―いす―い
こっちへすーいすーいと泳いで遊びました。

~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                


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by 09donpo11 | 2014-06-30 00:02 | ばぶさん童話 | Comments(2)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (わにの背中で)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

わにの背中で  

熊の家族が大笑いをしたので、
河原でひなたぼっこをしていたネボスケわにが目を覚ましました。
そして、大きなあくびをひとつしました。
「ふぁ~~~~あああ」


「あら、わにさん。
おくばのところになにかはさまっているよ」
「そうなんだよ、
これがとれなくてもう一週間も前から痛いんだ」


「どれどれ、わたしが取ってあげよう」
熊のお父さんが自慢の長い爪でそれをさっさっさっととりました。
それはお魚の骨でした。

「くまさんありがとう。すっかり痛みがなくなった。」
「どういたしまして。
わにさんちょっとお願いがあるんですがなぁ、
あなたの背中を貸してくれますか?」
「どうかしましたか?」
「ちょっと背中がかゆくてね、
あなたの背中のいぼいぼでこすらせてください」
「おやすいごようだ。さあどうぞ」


熊のお父さんはわにの背中にごろりと寝転がると
背中をもぞもぞうごかしました。
「いやあ、きもちい~い。
わにさんの背中のいぼいぼですっかり痒みがとれました。
ありがとう。」


熊のお父さんが起き上がると、
なんと、わにさんの背中はピカピカに光っていました。
なぜかというと熊さんの毛皮で背中のいぼいぼが
すみからすみまですっかり磨きあげられていたのです。 

わにさんはちらりと水鏡に映すと、 
「うっひょっひょっひょひょう~。
まるで新品だね。
私の背中もなかなかステキなもんだ。
今日からこの背中をもっと大事にしよう」


ワニは背中を右にひねったり左にひねったりして
何度も水鏡を覗き込みました。
しばらくうっとり見とれていましたが、
うんうんとうなずくと言いました。

「やあ、こちらこそありがとう。
おれいに子どもたちに水の中を案内してあげよう。
さあ、私の背中にお乗りなさいな。」
「わーい、わーい」

熊のお兄ちゃんとお姉ちゃんと、赤ちゃんの三匹は
わにさんの背中に乗りました。

「さあ、落っこちないように
私の背中のいぼいぼにしっかりつかまっておいで」
わにさんは水の浅い処から深いところまで
あっちもこっちも連れてってくれました。
ゆっくり泳いだり、超スピードで泳いだり、
楽しく楽しく泳ぎまくってくれました。


やがて夕方になりカラスが「かあかあ」と鳴いたので
熊の家族はお家に帰ることにしました。
「ばいばいわにさん」
「さよならくまさん」

                     ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                  


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by 09donpo11 | 2014-06-29 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (熊の家族のお風呂)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

くまの家族のおふろ  

くまの家族が温泉旅行にやってきました。
山道を登って、ブナの林のトンネルを抜けて
小さな坂を下って登ってまた登って見晴らし峠に出ました。
「ちょっとひとやすみしよう」
爽やかな風も山道を登って来て熊の家族の間を
そよそよそよと吹き抜けていきます。
天気も良くて、遠くの遠くまでよく見えます。
「うわぁ~~いいながめ」
胸いっぱいにおいしい空気を吸うとまた出発です。
山道を下って、ささやぶを抜けて
小さな坂を登って下ってまた下って谷までいくと沢の水の音が
「さあ、さわ、さあ、こっちですよ。」と聞こえてきました。
一本橋を渡って河原に着くとごろごろ大岩小岩の間に
おめあての温泉がありました。
「さあ、おふろにはいるぞ」
一番最初に来たのは くまのおとうさん。
「あっついかな、ぬるいっかな」
くまのおとうさんはうしろあしでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもない。ちょうどいいゆかげんだ」

つぎにやってきたのは くまのおかあさん。
「あついかしら、ぬるいかしら」
くまのおかあさんはまえあしでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもないわ。ちょうどいいゆかげんね」

つぎにやってきたのはくまのおにいちゃん。
「あっついっかな、ぬるいっかな」
頭のいいおにいちゃんは頭でお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
かきまぜすぎてちょっと目が回りましたが
「あつくもないし、ぬるくもない。ぼくにぴったりだ」

そのつぎにやってきたのはくまのおねえちゃん。
「あっついっかな、ぬるいっかな」
おしゃれなおねえちゃんはくるりとうしろをむくと
みじかいしっぽのさきでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもない。あたしにぴったり」

つぎにやってきたのはくまのぼうや。
「あっついか ぬるいっか どぉ~っちだ?」
といいながらいきなりお湯に飛び込んで
ばちゃばちゃばちゃ ばちゃばちゃばちゃっと
お湯の中で おおあばれ。
おとうさんにも おかあさんにも
おにいちゃんにも おねえちゃんにも 
お湯のしぶきがばちゃばちゃかかりました。
みんなで「わっはっはっ」とおお笑いしました。

             
                  ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
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by 09donpo11 | 2014-06-28 00:01 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (おむすび屋さん)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

 

  おむすび屋さん 

すっかりおむすびづくりが上手になったミギー坊やとダリーちゃんです。
さっさか さくさく くいっくいっくいっ ぽん
きゅっきゅきゅ きゅらきゅきゅ むんぎゅむんぎゅ ほい

たんぽぽのはっぱでくるんだおむすび
ハルジョオンの花をおしゃれに飾ったおむすび

大きなおむすび
中くらいのおむすび
小さなおむすび
もっと小さなおむすび
もっともっと小さなおむすび

まん丸なおむすび
三角のおむすび
てんとう虫が止まりに来たおむすび
ダンゴムシがよじ登ろうとしているおむすび

お砂場の囲いの額縁の上におむすびを並べていきます。
あっという間に端から端までおむすびが並びました。
まるでおむすびたちのパレードみたいに賑やかです。

「さあ、じゅんびおっけー」
ミギー坊やとダリーちゃんはおむすび屋さんになりました。
「いらっしゃーい、いらっしゃーい。おいしいおむすびですよ」
「いろいろなおむすびがありますよ。おむすびはいかですか」

そこへ熊の五人家族がやってきました。
「あらまあパパ、おむすびやさんだわ。買いましょうか」
「そうだねママ。みんなでおむすびを食べよう。」
「おなかぺこぺこ」
「わーい、おむすびだ、おむすびだ」
「たべたい、たべたい」
五人家族は声をそろえて言いました。
「くださいな」

「いらっしゃいませ。どれがいいですか?」
お兄ちゃんが元気に言いました。
「ぼくはうめぼしおむすび」
おしゃれなお姉ちゃんは
「あたしはねぇ…こんぶおむすびがいい」
ちびちゃんは
「たらとおむちゅびがいい」

優しいママが言いました。
「わたしはおかかおむすびとシャケおむすびを下さいな」

太っちょパパが言いました。
「ねぎみそおむすびと、めんたいこおむすびと、
それから、ピリカラ高菜おむすびを下さいな」

「ピリカラ高菜おむすびはうりきれでーす」
「それじゃあ、キムチおむすび」
「キムチおむすびもうりきれでーす」
「それじゃあじゃあ、ピリカラ肉そぼろおむすび」
「ピリカラにくそぼろおむすびもうりきれでーす」
「じゃあじゃあじゃ…あとなにがありますか?」
「ピリピリカラカラしょうがおむすびならありまーす」
「じゃあそれみっつ」

「パパ、買いすぎです」とママが言いました。
「じゃあそれ二つ」

「パパ、食べすぎでーす」とこどもたちがいいました。
「とほほ、じゃあそれ一個ください」
「いった だっき まーす」   
            
                   ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                   


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by 09donpo11 | 2014-06-27 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (おむすび)

☆年少組向けの8つの独立したお話。
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。

おむすび

ミギー坊やがお気に入りの青い帽子をかぶって
てくてく歩いていると、むこうから
ダリーちゃんが大好きなピンクのスカートを
ひらひらさせてやってきました。

「ミギーぼうやどこいくの?」
「やあ、ダリーちゃん、こうえんにいくところ。」
「いっしょにあそびましょ」
「うん、いいよ。いっしょにあそぼう」

二人はブーランブーランぶらんこをしました。
階段をトコトコのぼって、
すべり台をスルスルスルスルーと滑りました。
沢山あそんだのですっかりおなかがすきました。

そこで二人はお砂場でおむすびをつくることにしました。
お砂場に誰かが置き忘れた小さなバケツがありました。

「ちょっとつかわしてね―」
といってから水飲み場の水道でお水をためて砂場まで運びました。


バケツを両手で目の高さに持ち上げて 
こぼさないようにより目にしてお水を見つめました。 

お水は歩くたんびにバケツの中でプルルンルンと輪を描きました。
歩くのを止めるとお水は静かになります。


そおっと、そおっと運んでいたけれど、お砂場はすぐそこです。
早く運び終えたくなりました。


今度はさっきよりちょこっとだけ大股にして歩いてみました。
お水はバケツの中で右に左に行ったり来たり。
まるで「はないちもんめ」みたいに動きます。
お砂場はもう目の前です。


ところがこんなに頑張っていたのに
お砂場の手前で躓いてお水を沢山こぼしてしまいました。
バケツの中に残ったお水は二人の手のひら一杯分くらいだけでした。

そのお水を乾いた白砂の上にかけると黒砂ができました。
ミギー坊やはギュッギュッギュゥウーっとつくりました。
「はいこれぼくのつくったおむすびだよ。たべて」
ダリーちゃんはフワフワフワァアとつくりました。
「はいこれあたしのつくったおむすびよたべて」

「ありがとう」といって
二人はおむすびを取り替えっこして食べようとしました。


これかたくってたべられない」とダリーちゃんがいいました。
「これふわふわでこわれちゃった」とミギー坊やがいいました。

そこで二人は
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
といいながら一緒におむすびをつくりました。

「いただきまーす。もぐもぐもぐ」
「あーおいしかった。ごちそうさま」


「もっともっともぉ~とたくさん おむすびつくろうか」
「うん、いいよ。もっともっともぉ~っとね」

            ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                   



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by 09donpo11 | 2014-06-26 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (青い帽子)

☆年少組向けの8つの独立したお話。
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。

 

青い帽子  

青い帽子がありました。
すべりだいのてっぺんにちょこんとありました。
誰かが脱いで置き忘れたのでしょうか?
それとも落とし物に気が付かないで
置いてきぼりにされたのでしょうか?

黒猫のミャーとうさぎのぴょんがやって来ました。
「あれ、こんなところにあおいぼうし」
「まあ、きれいなあおいろ」
「ねえ、ぼうしくん、どうしてこんなところにいたの?」
帽子は返事をしません。

「きっとだれかのわすれものだよ」
「それとも、もしかしたらかぶっていたひとが
おっことしたのにきがつかないでおいてきぼりになったのかも」
「それとも、どこかからにげだしてきたのかも」
「それとも、おおかぜがふいて、ぴゅーってとばされちゃったのかも」
「それとも、どろぼうがよなかにやってきてぬすんできたのかも」
「それとも、おばけが・・・」
帽子は何にも言いません。

「ぼうしのひといまごろどうしているだろう」
「どっかいっちゃったよーってないているかな」
「あちこちいっしょうけんめいさがしているかも」
「こうえんのベンチのとことかすなばとかブランコのとことか」
帽子はやっぱり黙っています。

「そうだ、ぼうしのもちぬしをさがしにいこう。」

黒猫のミャーは青い帽子をちょこんと頭にかぶると歩き出しました。

「どうだい、ぼくににあうかい?」
「なんかかっこいね」
帽子はちょっとすまし顔。
「こんどはあたしにもかぶらせて」
「はいどうぞ」

ウサギのぴょんがちょこんと頭にかぶりました。
帽子はなんだかちょっぴり楽しそう。

「え~、ぼうし~。ぼうしをおとしたひといませんかぁ~」
「あおいすてきなぼうしです。すべりだいのうえにありましたぁ~」
「ぼうし~。ぼうし~」

黒猫のミャーとうさぎのぴょんの声が聞こえたのでしょうか、
公園の向こうの方からミギー坊やがかけてきました。

「あ、それぼくのぼうしだ。みつけてくれてありがとう」
帽子はとっても嬉しそうににっこりました。

            ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)~


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by 09donpo11 | 2014-06-25 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(2)

12の短短童話  その最終回 『まーだ だよ』

『まーだ だよ』

もう いーかい?」
担任の馬場ちゃんが子供たちに呼びかけます。

子どもたちはてんでに答えます
「まーだ だよ」


「もう いーかい?」
「まーだ だよ」


「もう いーかい?」
「まーだ だよ」


「もう いーかい?」
「まーだ だよ」


もう一度訊いたら十回目の 
「もう いーかい?」です。

けれども子供たちは「まーだ だよ」っていいながら
にこにこにこにこ園庭中を走り回っています。


『どこか素敵な隠れ場所はないかな?』って
キョロキョロ探しながら走っている子。


走っているのが楽しくてたのしくて、タッタカッタッタターの子。


『まーだ だよ』っていうのが嬉しくってうれしくって、よだれがキラリとひかった子。


まだ誰も隠れていないけれども
かくれんぼはとっくに始まっているのです。


「私もいーれーてっ」
と低い声でもう一人の担任の山路さんが言いました。
「いいーよっ」と子どもたちが答えました。

子供たちは山路さんのことを『やまんじい』と呼んでいます。
「やまんじいもかくれて」と子どもたちが言いました。


「もう いーかい?」
と若い馬場ちゃんがよく通る張りのある声で呼びかけました。
「まーだ だよ」
子どもたちとやまんじいが答えます。


「♪もう いーかい?♪」
と馬場ちゃんがオペラ歌手みたいに
晴れやかに歌いながら呼びかけると、
やまんじったらお坊さんのお経のように
「♪もぉう ちょっとぉ~~だよ・チーン♪」
と 唱えながら走りました。


子供たちはゲラゲラ笑いながら
「♪もぉう ちょっとぉ~~だよ・チーン♪」
と真似っこしました。


その時砂場のところまでかけていったえいちゃんが
なんと砂場のバケツを頭にかぶって
「もういいよ」と答えました。


それを見てあっくんも、うーたんも、いっちーも、
おおちゃんも、そしてしいちゃんも、よっちゃんも、
すぐにえいちゃんの真似っこをしてバケツを頭にかぶりました。
やまんじいもバケツをかぶってみましたが、
顔がでっかいのでちっとも隠れません。
こりゃ大変だとやまんじいったら砂場の傍のベビーバスを頭にかぶりました。


みんなは声を揃えて言いました。
「もう いーいよっ」


馬場ちゃんは得意のトロルの声で
「うっふっふっふっふぅ。どこにかくれたかなぁ。」と探しに来ました。


みんなは息をひそめてじっとしています。

足音がだんだん近づいてきます。

みんなはもっと息を潜めて石ころのようになりました。


「みーつけた」
「だはははは」ってみんな大笑いしました。

            ~お・し・まい~


※12回連続、それぞれ独立した短編です。
「もっと・みじっかいばぶさん童話」です。

名づけて『短短童話』今回はめでたくその最終回。

最後までお付き合いありがとうございました。


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by 09donpo11 | 2014-06-24 00:05 | ばぶさん童話 | Comments(0)

12の短短童話  その11 「ひとりじめ」


ひとりじめ

 

「ねえ、だっこしてよ」
「もうまんいんでーす」
「ずるいぞ、ひとりじめ」
「だってひとりしかだっこできないんだもの」
「なんだい、すこしくらいいいじゃないか」


「ねえねえ、おんぶしてよ」
「もうまんいんでーす」
「ずるいぞ、ひとりじめ」
「だってひとりしかおんぶできないんだもの」
「なんだい、けちんぼ。ぷんぷん」

「のーせーて」
「まんいんでーす。もうのれませーん」
「どうしてものりたい。ぎゅぎゅぎゅ。」
べしゃ。
「あーぁ、あぁ。お馬さんの風船つぶれちゃった」
「ぼくしーらない」
ぴょん。
ぷいぷいぷいぷい・・・ぷい。と行ってしましました。
すると風船はにょきにょきにょきぃい・ぴん。
もとどおり。

「いーれーて」
「まんぱいでーす。はいれませーん」
「どうしてもはいりたい。ぎゅぎゅぎゅ。」
びりびりびり。
「あーぁ、あぁ。テントのおうちやぶけちゃった」
「ぼくしーらない」
ぷい。
ぷすぷすぷすぷす・・・ぷす。と行ってしまいました。
するとテントはしゅぱしゅぱしゅぱ、ぱりん。
もとどおり。

ぷいぷいぷすぷす、ぷいぷいぷすぷす行くと
すてきなものをみつけました。
「あっ、ぶらんこだ。だれものっていなぞぉ」
きょろきょろ 
きょろきょろ
「へへっ、だれもいないぞ、みてないぞ。
いまのうち・いまのうちっと。うんとこしょ。」

きこ、
きぃこ、
きぃーこ、
きぃーーこ
「わぁ~~い、ひとりじめ。ひとりじめ。
ぜぇ~~~んぶ、ひとりじめ。
そらも、くもも、おひさまも、
かげぼうしも、そよかぜも、くうきも
ぜぇ~~んぶ、ひとりじめ。」

ぶぅらん 
ぶぅうーらん 
ぶぅううーらん 
ぶぅうううーらん

ぷつん。
ぴゅ~~~ん。
どっしん。
「わーーー。あいたたたったたあ。」


さぁ、どうする?
いたいのもひとりじめっ…かなぁ?
「やだ やだ やだ やだ、やだ やぁーだぁ。 
だれかに だれかに いたいのあーげる。
だれかもらってよ。
もうひとりじめしないからさ」 


 
               ~お・し・まい~

※12回連続、それぞれ独立した短編です。
「もっと・みじっかいばぶさん童話」です。
名づけて『短短童話』今回はその11回目どうぞよろしく。


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by 09donpo11 | 2014-06-22 00:00 | ばぶさん童話 | Comments(0)

12の短短童話  その10 「はぶらしぶらぶら」

はぶらしぶらぶら  

しゃかしゃかしゃかしゃか いい音です。
いつものようにさっさと食べ終えたおおちゃんは
流しの真ん中の蛇口で食後の歯ブラシをしています。
しゃかしゃかしゃかしゃか やっています。


そこへいっちーとうーたんが歯ブラシをしに来ました。
二人はおおちゃんの使っている水道の
右隣りの蛇口をめぐって場所争いです。


「ぼくいちばん」
いっちーはなんでも一番が好きなのです。
「ちがうもん。ぼくのほうがいちばん。」
うーたんはとっても負けず嫌いです。
特にいっちーが『一番宣言』をすると
にわかに対抗意識がめらめらと燃え出すようです。


流しには蛇口が3個あるのですから喧嘩しないでもよさそうなものなのですが、
ほとんど毎日のように喧嘩になります。


そこへえいちゃんもごはんを食べ終えて
歯ブラシをしにやってきました。
えいちゃんはおおちゃんの使っている水道の
左隣の蛇口で歯ブラシを始めました。
始めたかと思ったらちゃかちゃかちゃっともう
「おーしーまい」ですって。
それをきいておおちゃんも
「ぼくも、おーしーまい」


次によっちゃんとあっくんが歯ブラシをしに来ました。
よっちゃんは真ん中の蛇口で歯ブラシしゃかしゃか。
いい音です。
あっくんたら左端の蛇口で歯ブラシを
もぐもぐがじがじ始めました。

変な音です。


そのうち歯ブラシがポロリと口から飛び出しました。
拾い上げたあっくんの歯ブラシ、
おととい新しく買い換えてもらった歯ブラシなのに
すっかりタワシのようです。


右隣りの蛇口ではまだ場所争いが続いています。
「ぼくいちばん」
いっちーはなんてったって一番が好きなのです。
「ちがうもん。ぼくのほうがいちばん。」
うーたんはなんてったって負けず嫌いです。


ご飯のお替りを2回して満足のしーちゃんが来ました。
「よっちゃん いーれーて」
「いーいーよっ」
しーちゃんとよっちゃんは真ん中の蛇口を二人で使います。
しゃかしゃかしゃかしゃか「はい、おしまい」


右隣りの蛇口のではあいかわらずいっちーとうーたんが
「ぼくいちばん」
「ちがうもん。ぼくのほうがいちばん。」
お互い蛇口のコックにしがみつき歯ブラシそっちのけです。


お部屋の方から馬場ちゃんが呼びました。
「おーい、紙芝居始まるよ。」


なんと、まあ。
いっちーもうーたんも歯ブラシしないで
いっちゃいました。いいのかなぁ?


                       ~お・し・まい~


※12回連続、それぞれ独立した短編です。
「もっと・みじっかいばぶさん童話」です。名づけて『短短童話』今回はその10回目どうぞよろしく。


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by 09donpo11 | 2014-06-21 00:00 | ばぶさん童話 | Comments(0)

12の短短童話  その9 「なつみかんくんころころ」

なつみかんくんころころ  

なつみかんの木がおじいさんちの庭にありました。
毎年たくさんの実がなりました。
けれどもだれもその実をとりません。

なつみかんの実はポトンポトンと庭に落ちました。
その木の根元は黄色で埋め尽くされて美しく光りました。

垣根のフェンスを大きくのりこえた枝先で
大通りの車がいったりきたりするのをいつまでも見ていたくて、
なつみかんくんがひとつ 枝にしがみついていました。

「はくしょん」
とうっかりくしゃみをしたひょうし
なつみかんくんは
「あららっ」
ぴゅーっと歩道に落ちました。

こつん

歩道は「いてて」といいました。

「てへへへへっ」
なつみかんくんは照れくさそうに笑いました。

なつみかんくんは歩道をころげて車道に落ちました。

ぽとん

車道は少し下り坂でした。
大きなトラックやバスが通ります。

車道は踏まれたって負けるもんかと踏ん張って
そのたびぶるるんるんと揺れました。
その小さな揺れがまるい実の中に
ぷるるんるんと集まってなつみかんくんはぱんぱんになりました。

ごろ ごろ ごろん
ごろん ごろん ごろん

「あはははは、これはゆかいゆかい」
となつみかんくんは面白がりました。

坂道はずぅ~と続いています。
だんだんスピードが出てきました。

ごろん ごろん ごろろろろ

「うわー、だれかとめてぇー」
となつみかんくんはいいました。

交差点で左に曲がるトラックに
べしゃと踏まれてなつみかんくんの実がはじけました。
ぺしゃんこになったなつみかんくんはもう転がれません。
「でへぇっ」とくちをあけて青い空をみあげました。

しばらくのあいだ車が一台も通りませんでした。

ぱたぱたぱたぱた。
ムクドリが一羽とんできて
なつみかんくんの実をちょんちょんと食べました。

「おいしーかい?」
となつみかんくんがムクドリにきくと
「うん、まあまあだね。
なかまにおしえてあげよう。ごちそうさま。」
ぱたぱたぱたぱた、ととんでいっちゃいました。

               ~お・し・まい~

※12回連続、それぞれ独立した短編です。
「もっと・みじっかいばぶさん童話」です。名づけて『短短童話』今回はその9回目どうぞよろしく。


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by 09donpo11 | 2014-06-20 00:00 | ばぶさん童話 | Comments(0)