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カイロ団長・考 その1 殿様蛙の仕立屋業  

今回から宮沢賢治・作「カイロ団長」についてあれこれと綴ってみたいと思います。





カイロ団長・考 その1 殿様蛙の仕立屋業

「長」にあこがれつつ一旦は成れたのですが本質的なところで「長」になれなかった男蛙のはなしです。

このお話しは30匹の雨蛙Vs一匹の殿様蛙が主な登場人物(生き物)です。

それに加えてアリンコと、殿様蛙の友達の殿様蛙と、「王様」の伝令役のカタツムリが登場します。

例によってばぶ風の身勝手な解釈をふんだんに混ぜ込みながらお話を紹介していきます。

30匹の雨蛙たちはオリジナリティーをふんだんに発揮した造園業チームを営んでいました。

◆「 朝は、黄金色のお日様の光が、トウモロコシの影法師を二千六百寸も遠くへ投げ出す頃からさっぱりした空気をすぱすぱ吸って働き出し、夕方は、お日様の光が木や草の緑を飴色にうきうきさせるまで歌ったり笑ったり叫んだりして仕事をしました。 」

なんてったって気のいい雨蛙たちです。

実に陽気に朗らかに楽しく仕事を楽しんでいるのです。

賢治さんが理想とする「労働」の原型ですね。

殿様蛙はその様子を見て知っていました。

殿様蛙はそれまで仕立屋業を営んでいたようです。

ある日仕立屋さんのところに鎖帷子(くさりかたびら)の注文が来ます。

くさりかたびら製作の注文は彼にとって今回が初めての仕事だったのでしょう。

製作は困難を極めましたが、彼は実にみごとにくさりかたびらを作り上げます。

その仕上がりぶりに我ながらほれぼれするほどです。達成感と充足感の美酒に酔いしれながらうっとりと自分の仕上げた仕事を眺めます。その瞳の輝きは澄んでとても静かです。

そして仕立屋としての自分の力量に改めて驚き、自信を深め、大きな満足を覚えます。 

その注文品の納品をめでたく済ますと、今度は自分自身の体形にぴったりのくさりかたびらをどうしても作ってみたくなりました。 

前回の苦労と苦心の経験智が加わってさらに製作の過程でさらなる工夫と発案がまるで降臨してきたかの如く次々沸き起こり手順は順調で決して手戻りすることなく見事に結実します。非の打ちどころのないほどに仕上がったくさりかたびらです。

さっそく着込んで姿見を覗き込みます。

正面から横から、さらには身体を曲げたり伸ばしたりひねったりしてありとあらゆる角度からの着心地を確かめ深い満足を得ました。

こんなに素敵なくさりかたびらです。

このくさりかたびらの威力を存分に発揮した自分になりたい…そう思いつつふと書棚に目をやると彼の愛読書の背表紙に目が留まりました。

「専制君主入門」そして彼の脳裏に明確な映像がスパークし、これまでいちども思いつかなかった一つのキーワードが湧いて出ました。「カイロ団とカイロ団長」

カイロ団長になりたいと彼は強く念じ、そしてその為の計画と準備に取り掛かりました。

まずカイロ団にふさわしい団員を確保することだ。誰か適当な連中はいないか?

いるいる、あいつらだ。30匹の雨蛙。


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by 09donpo11 | 2017-05-31 07:29 | ばぶさんな童話 | Comments(0)

スパの中の床屋さんで

明日はすごく懐かしい友人が訪ねてくるというので、少しでも男前を上げておこうと、スパに行き、せっかくだからと入浴する前に施設内の床屋さんで散髪をしました。

このお店は曜日と時間帯で担当している二人のスタッフコンビが異なります。

この日の店内担当が私の好みの二人のスタッフの顔触れであることを確認して、それならば散髪してもらおうと心の準備をすっかり整えて予約表に『ばぶ』と名前を記入しました。

小柄なAさんと、すらりと背の高いB さんです。年齢的にはAさんのほうが少し上で、担当時間内の責任者はBさんです。初めてこの床屋で散髪をしたときにはローテーションの関係でAさんでした。「私はプレッシャーに弱い典型的な日本人です」といいながらどんどん散髪してくれました。そこでその言葉のつなぎに「あのね『プレッシャー』はね、それをはねのけた時の快感の為にあるんですよ。私を踏み台にしてどんどん自信を深めてくださいな」とさり気に励ましました。Bさんは別のお客さんの髪を散髪しながら私たちのこの会話のやり取りを聞くともなく聴いておられるようでした。

さてそれからひと月半位経過してこの店で散髪をしました。たまたまこの日のその時のローテーションでBさんの散髪担当でした。AさんBさんと順繰りで公平で塩梅いいぞと思いました。

髪を切ってもらいながら「なぜ床屋さんになったんですか?」と訊くと両親の影響だという返事。ご両親とも実家で床屋さんをしている家庭で育ったのだそうです。

そして「(私が)小さい時から『床屋さんは良いぞ、床屋さんは良い(職業)だぞ』と年中両親から聞かされていたから何となく自分も大きくなったら床屋さんになろうって小学生くらいの時には心を決めていました…」親の職業を見て育ち、自分もその道に進んだという事でした。こういうのってばぶ好みのお話しです。共働きで大変な面も多々あったでしょうが、親御さんもいい子育てをなさったのだろうし、子どもの側からすれば自分の将来の憧れ像を身近にリアルに感じながら成長したのだろうと思いました。何故かすごく精神の健康さ健全さみたいなものを感じました。

そして今回の散髪はどちらの担当になるのかな・・・と御店の外の待合コーナーに座っていますと「ばぶさん、お待たせしました」と名前を呼ばれました。じゃじゃ~~ん。

その声はAさんでもなくBさんでもなく男性でした。63歳の私よりもおそらく5~8歳は年上のパパさんです。第3の人物Cさんもいたというのは意外でした。想定外でした。

その散髪ぶりはこの道50年の上はこなしてこられたのであろうという見事にそつのないものでした。その経験年数のキャリアが彼の余計な邪念も迷いもけれんみも全部そぎ落とし研ぎ澄まされた自然体での散髪。『職人の達人ぶり』みたいなオーラがあって、散髪が仕上がった時には不思議と癒されている自分自身を感じました。私も彼のような雰囲気のある職人の気質を育み獲得したいと思いました。キャリアは財産ですね。


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by 09donpo11 | 2017-05-28 06:39 | 子育て・子の育ち・あそび | Comments(0)

遅番保育寸描 ①キャッチ&リリース  

この4月から『遅番保育』担当の保育士をしています。私の勤務時間は11:3019:15です。

17:00までは一時保育室をサポートして17:1519:15は保育園の幼児棟の遅番保育のお子さんと延長保育のお子さんの保育をしています。

いろんなお子さんがいます。静かに遊べる遊びでこの時間帯を過ごせるお子さんはそれなりに見守ります。

いっぽう、どちらかというと活発なあそびをしたいお子さんもいてこのお子さんたちの対応で保育の工夫の日々です。

大人とのかかわりやスキンシップを求めてそれを「行動」という言葉で表現してきます。自分のあそびたいつみきの世界を大人にサポートしてもらって「もっと面白く遊びたい」お子さんがいます。それはそれでその子のあそびの欲求がどこにあるかを読み取って直接手を添えることや、やり方のアプローチにヒントを出したり励まし褒めたりします。

自力のみでは作り切れない構成を成功させたくて自己課題の限界に挑んでいます。

さてやっかいなのはかまって欲しくてじゃれてくるお子さんたちです。一人一人じゃれたい欲求の温度差がある子たちが2人~3人と束になってくるのですが、先頭切ってじゃれてくる子ども、仲間を得ていることでヒートアップしてくる子、なんか面白そうだとイレギュラーに加わってくるニュウフェイス。その欲求の温度差を読み取りつつ束になって程よく面白さを提供します。感じ取れる「面白さ」に対して彼らは貪欲です。

元よりこの時間帯は「静かに遊ぶ」「走り回らない」「大声を出さない」で安全に親御さんのお迎えまでの時間を過ごすというのが基本前提です。そこでこの範囲(ストライクゾーンをやや広めにとって)を極端に逸脱しない対応に努めます。ゆる~く規制しつつそれぞれの欲求に程よい満足を得られる境目を関わりの中で探っていきます。

延長保育のお子さんたちは18:15分におやつを食べます。

そのあと延長保育のスペースに移動します。この時には幼児組のお子さんに加えて2歳クラスのお子さんも含めた保育となります。

発達の段階が違いますから、あそび方や、欲求不満の表現(行動の言葉)が違ってきます。

次々とおもちゃをとっ散らかしていく2歳児が一人います。

彼の欲求や好みのあそびをその行動の中に読み取ることに努めます。

対応のアプローチにひと工夫ふた工夫が必要となります。

いわばこちらの保育の力量とセンスが問われているのです。

自由に動き回らせていたのではとっ散らかったおもちゃ群を片づけても片づけてもおっつきません。

そこで床に正座した私のモモの上に彼を座らせ落ち着けるような条件を探ります。当然彼は逃げ出そうとします。逃げおおせるぎりぎりのところで後ろから瞬時に抱き留めモモの上という「振り出し」にすわらせます。これを5分近く繰り返して遊んでみました。

7回に1回くらいの頻度でギリギリ微妙なところで逃げ切れるように捕まえそびれてみます。するとこのあそびが面白く感じたのでしょう。

わざわざ自分からモモの上に座ってきてリプレイをしたがりました。

『キャッチ&リリース』という遊び方の誕生のひとときでした。


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by 09donpo11 | 2017-05-23 06:21 | 子育て・子の育ち・あそび | Comments(0)

第15回ワンコイン朗読会&朗読広場 ~報告~  

昨日5/20予定通り無事開催できました。発表の他に新たな提案もありました。

今回はご常連の参加者が5人他の用事等とのブッキングで欠席でした。

けれども、一方、初参加の方が4人ほどありました。

朗読&語り作品並びに絵本の読み聞かせは以下の通りでした。

①白い門のある家 (小川未明・作)

②だるまさんが (かがくいひろし・作)

③東の果て天のかなた (中国の民話)

④嘘をつくのが上手な男&嘘を言わなくなった男の話 (日本民話2)

⑤虔十公園林 (宮沢賢治・作)

~主催者ばぶの感想~

今回は『宮沢賢治・作虔十公園林』を読みました。この作品は自分としては5年ぶりの再演でした。

作品の冒頭「虔十はいつも縄の帯を締めて…」とありますが、5年前はここの部分は単に字面を読むだけの読み飛ばし()状態の朗読でした。が、今回はこの作品を何度も読み込んでいく中で自問自答していましたら「なぜ『縄の帯』だったのだろう?」という疑問にぶつかりました。

自分流の独自の解釈ですが、

『縄の帯』は虔十さんにとって少なくとも特別な付加価値のある縄だったのではないか?

例えばある日虔十のお父さんかお兄さんが縄を綯(な)っているところに出合います。

手のひらからわら束が『縄』になって新たに生まれ出てくる瞬間に出合った虔十さんは大きな感動と沢山の不思議を感じ、『自分もやってみたい(作ってみたい)』と縄の綯い方を教わった。

そして初めて自力で綯って完成することのできた愛着のある『縄』を自分の腰に巻き付けて帯にしていた…。

今風の子どもの言葉で浚ってみると「じゃ~~ん、スーパーヒーローのベルトだじょ」といった調子だったのではないでしょうか。虔十さんの得意満面の晴れがましい笑顔が浮かんできます。

虔十という人のキャラと彼の生活ぶりがこの「縄」からたくさん連想できました。

一方この日聴きに来てくださった方から後日メールで虔十が腰につけている「縄ですが・・

『仏教的にいえば、「因縁」ではないでしょうか。先祖から伝わってきた、聖なる意思と考えると、

ドラマチックですねー』という視点をいただきました。作者の宮沢賢治さんがどのような思いを込めて虔十の「縄の帯」について綴られていたのか益々興味が深くなりました。

~これまでの朗読会を通じて新たな提案~新たなムーブメント~

「この朗読会を通じて出会った人たちで水上勉・作の『ブンナよ木から降りてこい』を45人で群読してみてはいかがでしょう。」という提案がありました。面白そうな企画なので第17回ワンコイン朗読会&朗読広場(9/30土)のメイン作品として具体化しましょうということになりました。是非この企画に参加したいという方は名乗りを上げてくださいね。


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by 09donpo11 | 2017-05-21 10:35 | 朗読&朗読よもやま話 | Comments(0)

福島に行ってきました  の続き  

今回の支援の旅は12()13()14()23日の訪問でした。

直接現地に行くのは今回が21回目。 走行距離は790㎞の行脚でした。

福島市で3か所、田村市で一か所訪問してきました。

「森のほいくえん野の子」を訪問した後、同じ福島市内の

『放課後等デイサービス むすび』という施設をおたずねしました。

この施設を立ち上げた穴澤由美さんとは昨年の8月伊豆の『保養ネットよこはま 河津古民家キャンプ』で初めてお会いしました。その時彼女は「私は『障がい児が放課後過ごせる居場所』というものが見当たらないのでぜひとも何とかして作りたいと思って活動しているのです。」とお話しされていました。そしてこの春一本の電話が入りました。「居場所が作れました。4月からオープンしています」という吉報でした。そのお話を聞いてビビビと閃き「野の子に行くのでその後見学させてもらいたい」と申し出ました。話はすぐに受け入れられました。

この民間施設を立ち上げるにあたっての熱い思いの丈がリーフレットの中に語られていますのでご紹介します。

私たちの想い

障がいがある子どもたちは、日常生活の中での不安や人間関係など様々なストレスを自分の力で跳ね返すことは困難です。子どもたちには、遊びや運動を通してストレスを発散させ、自信を持たせ、みんなと遊ぶことの楽しさや喜びをたくさん経験させたいと思っています。

  ~遊びは!~

子どもの成長を促すためにとても重要です。例えば、人との関係性や相手の思いと自分の願いを伝え合い理解し合う事、がまんする力・譲り合う力・ルールを守る等々、「遊び」には人格形成に大切な要素が含まれています。

  ~運動は!~

12歳ごろまでを「ゴールデンエイジ」といい、運動を通した神経系統への刺激は運動能力の向上に大きな役割を果たすと言われています。この時期を大切に考え、子どもの体力づくりに力を入れたいと思います。

  ~学習は!~

生活に必要な基本的な「読み」「書き」「計算」等は、子どもたちにとって大きな希求です。可能なお子さんには十分な支援を致します。

穴澤さんと歓談していて印象深かったことばは「障がい児が小学校、中学校、高校と進学し卒業した後の就労支援までを整えて、その後彼らが社会に出たときに自活できるような能力を身につけさせてあげたいのです。」彼女の思いの丈のスケールに圧倒されつつ大きな共感を覚えました。

後で気づいたのですが「森のほいくえん野の子」の園長さんの丹治さんは昭和18年生まれ、穴澤施設長さんは昭和19年生まれ、私より10歳上の人たちと何故か御縁があり心惹かれます。世代的にハングリー精神の健全な息吹を感じました。そして自分自身の10年後に向けての一つの憧れ像を得たような気がした今回の旅でした。


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by 09donpo11 | 2017-05-16 09:25 | 3/11を忘れない | Comments(0)

福島に行ってきました。

今回の支援の旅は12()13()14()23日の訪問でした。

直接現地に行くのは今回が21回目。 走行距離は790㎞の行脚でした。

福島市で3か所、田村市で一か所訪問してきました。

昨年の12月福島市の『森のほいくえん野の子』の施設長の丹治さんから

「やっと認可が取れました。その節はお世話になりました」

という嬉しい報告と、リンゴが届きました。

私は4年前こちらの保育園に自作の木のパズルや木のおもちゃなどを復興の支援品として贈り、さらにその数か月後に『お話おじさん』として訪問をした経緯があります。

市から認可が取れたという吉報にビビビッと反応して『お祝いにパーテーションを制作して、時期はゴールデンウイークの次の週に届けよう。』というアイデアが即、閃き決意しました。

こちらの保育園は最初無認可として立ち上るため「三日後には入園説明会を開く」というタイムスケジュールの中、まさにその直前あの東日本大震災(2011//11)にあいました。

それから今日に至るまで本当に苦しい運営の中へこたれずに踏ん張って6年間の保育実践を積み上げその実績が認められ「森の保育園野の子」は福島市の小規模保育事業B型として市から認可されこの4月から認可保育園としての新たな一歩を踏み出したのです。定員19名という枠ですが今年は12名でのスタートです。

今回のワクワクパーテーションの制作には自分でもびっくりするくらい普段以上に熱が入りました。

材料の段ボールを集め、こつこつ縫い上げ、ザクザク切り抜き、ペタペタクラフト紙と和紙でコーティングして制作延べ時間41時間。

材質:段ボール紙製 

寸法:厚み28㎜×縦幅640㎜×横幅780㎜のパネルに○△□の大小の窓を開け

これを蛇腹折5枚連結し完成しました。

12()のお昼寝明け「野の子」の子どもたちはワクワクパーテーションとご対面。

早速中に入り込む子ども、○窓から顔を覗き込む子、大きめの窓をトンネルくぐりして中から出てきたり外から入り直したりする子、一番端のパネルをドアに見立ててやたら開けたり締めたりする子。

5枚のパネルは5角形のお家になったりUの字型になったりVの字型になったり、W型っぽくなったりして狭い空間になったり広い空間になったりと変幻自在です。

子どもたちのあそびの反応ぶりがあまりに穏やかで和やかに楽しんでいる姿に私は感動して、保育時間が終わったあと2階の予備室でさらに5時間かけて和紙をもう一重貼り重ねて『念入り仕上げ』にバージョンアップしました。合計で46時間の制作時間でした。


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by 09donpo11 | 2017-05-14 20:58 | 3/11を忘れない | Comments(0)

お話し森の山小屋で (第8稿) ~4/4~


⑥ ものづくりの妖精さん 

「ねえ、ねえテーブルさん」

「テーブルさんてばテーブルさん」

「あのさ、うんとさあ・・・」

子ども達はいっぺんにしゃべり出しました。

「ちょ、ちょ、ちょっと待った。」

「ようせいさんってまほうつかい?」

「ようせいさんってどんなときにくるの?」

「ようせいさんどっからくるの?」

「いろんなようせいさんがいるの?」

子ども達はわれさきにと質問をしました。

「質問は一人ずつだ」

「ようせいさんってまほうつかい?まほうをつかえる?」

「いいや、魔法使いではないね。

ちょっと魔法使いみたいなところもあるけれど・・・

もしかしたら魔法を使えるのかもしれないけれど

魔法を使っているのは見たことないなぁ。」

「それじゃあどんなことできるの?」

「さっきもちょっと話したけれど、一生懸命考えて

すてきな言葉が閃いたり、

何か素敵な考えややり方を思いついたり、

今まで気が付かなかったことに気づいたり発見したりするたびに

妖精さんはその人のすぐそばに来て小さな拍手を贈るんだ。

そしてその人の周りを嬉しそうにぐるぐる廻るんだ。

その閃きややり方をその人が試して

それがうまくいけばいくほど妖精さんの数もどんどん増えて大拍手。

妖精さんたちは熱烈な拍手をしながらびゅんびゅん廻るんだ。

その拍手を浴びると不思議と元気が身体中にみなぎってくる。

時にはヴァムさんが思わず『絶好調!』なんて自分を褒めながら

ものづくりしているのを見たことも何度かあったなぁ。」

「ようせいさーんってよんだらきてくれるの?」

「いいや、妖精さんは呼んでも来てくれないし、

いついつ来るよなんて約束もしない。

とっても気まぐれなんだ。」

「ようせいさんってどっからくるの?」

「さ、どこから来るんだろうねぇ。

何処から来るかではなくて、多分…」

「たぶん。なあに?」

「多分、みんなの身体の中に最初っからいるんじゃないのかなぁ。」

「さいしょっからいる?」

「そう、最初っからいるんだけれども大抵眠っている。だから・・・」

「だからなあに?」

「だからなかなか気が付かないんだ。

妖精さんが目覚めてすぐそばを拍手しながら

ぐるぐる回っていても気がついていない人が沢山いると思うよ。

目には見えないからね。

『あっ、今、妖精さんがすぐそばに来てる』

って感じる人だけが妖精さんと会話できるんだろうね。

会話といっても妖精さんはおしゃべりをしない。

ぐるぐる廻ることと拍手で表現するだけだから、

それがきっと妖精さんの言葉なんだろうと思うよ。」

「いろんなようせいさんがいるの?」

「ものづくりの妖精さんのほかにも・・・。

ことばの妖精さん。お話の妖精さん。

歌の妖精さん。楽器の妖精さん。

ダンスの妖精さん。

絵や彫刻の妖精さん。

お部屋の妖精さん。

森の妖精さん。

大地の妖精さん。

空の妖精さん。

水の妖精さん。

光と影の妖精さん。

ありとあらゆる妖精さんがいるんだよ。」

 ⑦ あそびの妖精さん 

「ねえ、てーぶるさん」

「何だい?」

「あそびのようせいさんっていないの?」

「おっと、肝心な妖精さんのことをすっかり忘れていたよ。

どうして忘れていたかなぁ。ふぅ~む・・・。」

「ねぇ、いるの いないの どっちなの?」

「いるとも、いるとも。

子供にも大人にも実にたくさんの妖精さんがね。

だが、どうして忘れていたかなぁ・・・。」

そのままテーブルさんは黙り込みました。

子供たちは口をぽかんと開けてお話を待ち続けました。

静かな時間がゆっくりと緩やかに流れました。

テーブルさんは何かを話出そうとしているのですが

ずっと黙ったままです。

その様子はさっきから懸命に言葉を探しているといった風で、

それでいてちょうどいい言葉が見つからないらしいのです。

そして時間はまるで止まったかのように動かなくなりました。

「はくしょん。」 とジョーイが小さなちいさなくしゃみを一つしました。

「遊びの妖精さんはね、

ほかの妖精さんたちのとはちょっとばかり違うんだ。

くるくる廻ったり拍手をしたりすることもあるけれど、

それよりも明るさを増すというか、輝くんだ。

身体の内側から外側に向かって輝きを増すんだ。

大人たちの輝き方にはうねりや揺らぎがあるんだけれどもね。

特に君たち子どもの場合にはその輝き方がまっすぐなんだ。

どうかな、わかったかな?」

「あまりよく・・・わからない」

「そうか、『あまりよく解らない』か。

では今日はここまでにしておこう。

きっと私自身がまだよく解っていないから、

私の中で言葉が熟成していないんだ。

だから君たちに伝えきれないのだ。

ううぅ~ん。

これは私の宿題にさせてもらおう。

解ったつもりでいたが、まだまだ充分に解ってはいないのだね。

そのことに気づかせてくれた君たちにありがとう。」

「はくしょん」

またひとつジョーイがちいさなくしゃみをしました。

「空気が少し冷えてきたんだ。

おや、ここを見てごらん」

テーブルの上のポットのふたをオレンジ色の光が染めています。

光の源をたどっていくと、西の壁にちいさな節穴が見えました。

かわいらしいハート形の節穴でした。

「もう日が暮れるという知らせだ。

そろそろお家へお帰り。」

「ありがとう、たのしかったよ。またくるね。」

「ああ、いつでもおいで、待っているよ。」

「さようなら」

「さようなら」 


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by 09donpo11 | 2017-05-12 04:52 | ばぶさん童話 | Comments(0)

お話し森の山小屋で (第8稿) ~3/4~


 ⑤ ヴァムじいちゃんと革の靴  

「おや、君の履いているその革靴は…?

前にどこかで見たことがある靴だぞ。君は?」

「これ?おばあちゃんからもらったの。あたしの名前はセリーヌ。

おばあちゃんが いまのあたしくらいのおんなのこだったときに

おばあちゃんのおとうさんがつくってくれたんだって。」

「すると君はヴァム・ルッシュボーンさんのひ孫というわけだ。」

「あたしのパパは『ヴァムじいちゃん』っていっているわ。

テーブルさんひいおじいちゃんのことしっているの?」

「知っているどころか、このテーブルの私を作り直してくれたのも

ヴァム・ルッシュボーンさんなのだよ。」

「ひいおじいちゃんのはなしききたい。」

「それじゃあ、そのヴァムじいちゃんのお話をしようね」

「あれはまだヴァムさんがカテリーナさんと結婚して7年目の春

ターニャが5歳の誕生日を迎える一週間前の朝だった。」

「カテリーナさんてだあれ?」

「カテリーナさんは君のひいばあちゃん。ターニャは・・・」

「わかった、あたしのおばあちゃんのことね。」

「そうとも、そのとおり」

「へえ~おばあちゃんにもなまえがあったんだ。ぼく・・・」

「おや、君は・・・」

「あたしのおとうと。ジョーイよ」 

「ぼく、おばあちゃんって

『おばあちゃん』っていうなまえかとおもってた。」

「はっはっは、だれにもなまえはあるよ。すてきななまえがね。

さて、お話をつづけよう。」

「ききたい、ききたい。」

「ヴァムさんはターニャが5歳になる一週間前の朝、

『うん、これだ。5歳のプレゼントはこれにしよう。』

とっても素敵なことを思いついた。

『お早う、ヴァム。どうしたの?とってもうれしそうね。』

『やあ、カテリーナ。おはよう。

ターニャの5歳の誕生日のプレゼントのことさ。

何にするか決まったんだ。これさ。』

ヴァムさんは、自分の履いている破れかかった革靴のつま先を

パクパクさせながら言ったんだ。

『ターニャに靴を?パーチのお店で買うの?』

『いいや、買わない。私が自分で作るのさ?』

『あなたが自分で靴を?作ったことあるの?』

『一度もない。けれど作ってみようって思ったのさ。』

『靴を作るなんて難しいんじゃない?できるの?』

『多分、難しいだろうな。・・・でもね、ほら、

さっきからこの靴もぱくぱくとしゃべっているじゃないか。

できるかできないかなんてやってみないとわからないさ。ってね。

この靴が作り方を教えてくれるよ。』

それからヴァムさんは七日七晩かけて 

サクサク ジョキジョキ コツコツトン 

上から下から キュッキュッキュ。 そして、靴は完成した。

私はその時の話をヴァムさんに聞いたことがある。

『ヴァムさん、どうやってあの靴を作ったんだい?』

『まず始めに、自分の履いていたパクパク靴を丁寧に分解した。

そして、隅から隅まで注意深く見たんだ。そして解った。

なーるほど、靴っていうのはこういう風にできているんだってね。

それをお手本にまさにみようみまねでじっくり慌てず、

ひと針ひと針縫いあげた。

靴を作ろうって閃いたときから、靴が仕上がるまでの間のことだ。

何度も不思議な体験をした。』

『不思議な体験ってどんな体験?』

『何か閃いたり、思いついたり、発見をする度に、不思議な何かが

私の周りをくるくると廻るんだ。

よく見ようと手を止めると何も見えない。

けれども、何かがくるくる廻っているのを感じるんだ。

そして、聞こえるんだ。彼らの熱烈な拍手の音をね。

正確にいうと実際には聞こえないんだが感じるんだ。』

『彼らって、誰?』

『ものづくりの妖精さんたちだ。』


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by 09donpo11 | 2017-05-11 06:46 | ばぶさん童話 | Comments(0)

お話し森の山小屋で (第8稿) ~2/4~ 

お話し森の山小屋で (8稿) ~2/4

 ③ ティーパーティー 

子ども達はわくわくしながらお部屋の中に入っていきました。

ちょっとばかり小さなお部屋です。

みんながいちどに入りきれるかなぁと心配しながら入りました。

ところが不思議なことにみんな一緒に入れました。

しかも、お部屋の中はちっとも窮屈でなくて、

広すぎもせず狭すぎもせず、

なんというか『ちょうどいい広さ』なのです。

小さなテーブルを挟んでベンチが二つありました。

藤色のベンチが言いました。

「どうぞみなさん座ってください。」

みんなが一度に座れるかなぁと心配しながら座りました。

ところが不思議なことにみんな一緒に座れました。

しかもベンチはちっとも窮屈でなくて

硬すぎもせず柔らかすぎもせず

そのうえとても座り心地がいいのです。

テーブルの上には白い陶器のポットがありました。

ポットはふたをパタパタさせながら子どもたちに訊きました。

「のどの乾いている人はいますか?」

「はーい」

「はーい」

とみんな勢いよく手をあげました。

するとどうでしょう。

不思議なことにその手には

それぞれガラスのコップが握られていました。

ポットさんがちょっと胸を張っておすましで訊きました。

「何を飲みたいですか?」

お茶を飲みたい、ジュースを飲みたい、冷たいおみずがいい、

子どもたちはそれぞれに自分の好きなものを注文しました。

「はい、あなたはお茶ですね、・・・お茶は紅茶ですか緑茶ですか?

あなたはジュースですね。 

どんなジュースがいいですか?

え?『ブドウのジュース』お隣のあなたは『さくらんぼのジュース』

そしてあなたは『冷たいおみず』・・・はい解りました。」

とても不思議なポットです。

コップに注ぐ度に注文どおりの飲み物が次々と出てきます。

ガラスのコップは色とりどりの飲み物で賑やかにに輝いています。

「飲み物はいきわたりましたね。それでは皆さん さあどうぞ」

「カンパ~イ!」

ごくごくふつうの子どもたちはゴクゴク喉をうるおしました。

コップも大変不思議でした。

もっとお代わりが飲みたいなって思って

「おかわり!」って言おうとすると

コップの底から湧き出るように飲み物が増えているのです。

しかも、たっぷりお替りの欲しい子にはたっぷりと、

ちょっぴり一口分だけ欲しいという子にはちょっぴり一口分だけ

多過ぎもせず少な過ぎもせず、ぴったりなのです。

そしてそれを飲み切ると身体の中を爽やかな風が吹き抜けて

自分も風になったようないい気分でした。

「ごちそうさま」みんなコップをテーブルの上に置くと

コップはみるみる色がうすくなりポワッと見えなくなりました。

「それじゃあ、こんどはおはなしだよ。」

とテーブルさんの脚がカタリとタップダンスしました。

④ 妖精さんの背負い籠 

テーブルさんが子どもたちにききました。

「妖精さんのお話をしようか?」

「ききたい」「ききたい」

「おはなしききたい」

子ども達は目をキラキラさせて答えました。

「それでは始めようね

ようせいさんのせおいかごというお話だよ。

ある時サニー坊やが私にこんな質問をしたんだ。  

『ありがとうのことばがとどくのはなぜ?』

それはね、ありがとうの妖精さんが背中の背負い籠に

ありがとうを入れて届けに行くからだよ

『ごめんなさいのことばがとどくのはなぜ?』

それはね、ごめんなさいの妖精さんが背中の背負い籠に

ごめんなさいを入れて届けに行くからだよ

『ありがとうもごめんなさいも

ことばがとどかないときもあるよ。どうして?』

妖精さんが、ちょっとあわてんぼして

背負い籠の中にことばを入れ忘れて出かけたり

籠に入れた言葉を途中で落としたりして

籠の中身が空っぽになっていると

せっかく届けに行っても手渡せないのだよ

妖精さんの背負い籠にはふたがないんだ

だからことばをしっかり中に入れないとね

妖精さんも困っちゃうね

『せおいかごのなかにことばをしっかりいれたのに

とどかないときもあるのはなぜ?』

妖精さんはね、お家のドアや窓を

一度だけそっとノックするんだ。

けれどもね、ドアも窓も固く閉まっていると

開けてもらえないから手渡せないんだ

『どんどん・・・ってもっとつよくノックしたらきこえるよ』

そんなふうにノックしたらドアも窓も、

もっと堅く閉まっちゃうことを妖精さんは知っているんだ

外側から無理やりあけようとしてもだめなのさ

ドアも窓も内側からしか開かないんだ

だから、そっとノックするのだよ

 

『どうしてようせいさんのせおいかごにはふたがないの?

ふたがあればことばがそとにおっこちたりしないよ』

それはね、背負い籠に蓋をするとことばが腐ってしまうのだよ

蓋をしたら呼吸ができなくなるからね。

いつも新鮮な風に触れているからことばはみずみずしいのだよ。

『ようせいさんのせおいかごってこわれちゃうことがある?』

時には壊れちゃうこともあるかもしれないね。

妖精さんにとって背負い籠はとっても大切な道具なのだ。

だから妖精さんは背負い籠の手入れを毎日しているよ。

籠が壊れそうになっているのを見つけるとすぐに直して、

また使っているよ。直すのがとっても上手なんだ。 

『ようせいさんのせおいかごってどのくらいのおおきさなの?』

おおきいのもあれば、ちいさいのもあるよ。

というよりも、ことばにふさわしい大きさに

大きくもなれば小さくもなる不思議な籠だよ。

『ようせいさんのせおいかごにはことばをたくさんいれられる?』

一度にあれもこれものことばは入らない。

大抵は一つ入ると満杯だよ。

けれども妖精さんは沢山いるから大丈夫さ。

子ども達は身を乗り出して訊きました。

「ねえ、ベンチさん。たくさんってどのくらいたくさん?」

そうだなぁ、数えきれないくらい沢山いるよ。

みんなのワクワクドキドキを全部合わせたくらい沢山だよ。

子ども達はベンチから立ち上がって

「わー、すごいなぁ」って叫びました。  


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by 09donpo11 | 2017-05-10 21:00 | ばぶさん童話 | Comments(0)

お話森の山小屋で (第8稿) ~1/4~


①あいことば

むかしむかし、ある国のかたすみに小さな村がありました。

その村はどこにでもあるごくごくふつうの村で、

村にはどこにでもいるごくごくふつうの子ども達が、   

ごくごくふつうの暮らしをしていました。

さてその村のとなりに大きな森がありました。

その森は不思議の森でした。

その森のまん中には小高い丘があり、

丘のてっぺんには広場がひとつありました。

その広場は不思議の広場でした。

その広場のまん中に山小屋が一軒ありました。

その山小屋は不思議の山小屋でした。

その山小屋には小さなドアがありました。

そのドアには看板がかかっていました。

その看板には不思議の文字でこう書かれていました。

「だれでもどうぞ。いつでもどうぞ。

ノックを3回してください。ドアが開きます。」

ドアの奥には小さな部屋がひとつありました。

その小さな部屋は不思議の部屋でした。

部屋の中では不思議の時間が流れていました。

部屋の扉には小さな貼り紙が不思議のピンでとめられていました。

その貼り紙には不思議の文字で「合言葉は『入れて』です。

『いいよ』と返事が聞こえたら扉を開けてください。」

と、こう書かれてありました。

さあ扉を開けたらどんな楽しいお話が待っているでしょう。

 ② 扉をあけた子どもたち 

森には素敵なこと楽しいことがいっぱいありました。

ある日、村の子ども達が8人、その森に出かけて行きました。

森の中には不思議の小道がありました。

子供たちがためらいもせずどんどん歩いて行くと

歩いていきたいその先につぎからつぎへと道ができました。

なぜってそれは不思議の小道だったからです。

その小道をどんどん行くと小高い丘が見えました。

その丘のてっぺんまで登っていくと見晴らしの良い広場に出ました。

その広場の真ん中に山小屋が一軒見えました。

子ども達は『よーい、ドン』と広場をまっすぐに突っ切りました。

息がハアハアする前にもう山小屋に到着しました。

なぜってそれは不思議の広場だったからです。

山小屋にはドアがあり看板が揺れて掛かっていました。

なぜ看板が揺れていたかというと

子ども達がみんな元気に走って来たからです。

大きな子どもも小さな子どもも

みんな一緒に声をそろえて看板の文字を読みました。

なぜ読めたのかというとその文字は不思議の文字だったからです。

「だれでもどうぞ。いつでもどうぞ。

ノックを3回してください。ドアが開きます。」

子ども達はドアをノックしました。

『トントントン』

シャラリラ シャラリロ シャラランラン

と鳴りながらドアが楽し気に開きました。

子ども達がドアの中に入っていくと

小さな部屋が一つありました。

部屋の扉には小さな貼り紙がありました。

その貼り紙は不思議のピンでとめられていました。

不思議のピンがプルプルっと小さくゆれながら言いました。 

「あいことばをどうぞ」

子ども達は声をそろえて言いました。

「い・れ・て」

すると部屋の中から

「い・い・よ」

と返事が返ってきました。

子ども達はわくわくしながら扉を開けました。 


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by 09donpo11 | 2017-05-10 06:05 | ばぶさん童話 | Comments(0)