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ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (わにおよぎ)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。  
わにおよぎ

ある日ワニのワニイが気持ちよさそうに川を泳いでいました。
ワニイは自分でもうっとりするほど泳ぐのが上手でした。
あんまりうっとりして眠くなり、居眠りしたまま泳ぎました。
居眠りしていても上手に泳げるのです。


ごっつん。
ワニはボートにぶつかりました。
「いててて」とめをあけると
ぐらぐら揺れているボートには
黒猫のミャーと白ウサギのピョンが乗っていました。
「あぶないじゃないかワニイ」
「こわいじゃないのワニイ」

「いやあぁ、ごめんごめん」
「こんどからきをつけてよ」
ワニイは後ろ脚だけで立ち泳ぎをして
頭の先から胸まで水の上にのりだして
「はい、きをつけます。ごめんなさい。」
ぺこりとおじぎしました。


ミャーとピョンはまたボートを漕ぎだしました。
ワニイはボートと並んで泳ぎながら
「なかなか上手にボートがこげるじゃないか」
「だっていっぱいれんしゅうしたんだもの」
「だからこんなにじょうずになったんだよ」


なるほど、なるほど。それじゃあ
こんどは川の中にはいっておよいでみないかい?
きもちいいぜ」
「だってあたしたち・・・ねぇ~。」
「そうだよぼくたち・・・なぁ~。」
「だってってどうなのさ?」
「だぁ~て。」
「だぁ~って、なんなのさ?」
「およげないんだもの」

「わっはっはっはっはぁはあ」
ワニイは大きな口をあけて大笑いしました。

「よっしゃぁ。おいらがおよぎかたをおしえてやるよ」

ワニイはボートを川原に押し上げるといいました。

「おいらのまねっこでっきるっかな?
まずは、ワニワニたいそうーっ。
わにわにさんしぃ、わにわにさんしぃ…」
みゃーとぴょんはワニイのまねをしました。
ワニイは川原の砂の上に腹ばいになると
せなかをくねくね
おしりをふりふり
あしをもにょもにょかきかき しました。
ミャーとピョンはワニイのまねそっくりに体を動かしました。


「はーい、そのまま、そのままぁ、すなのうえをもぞもぞぉお。
かわのなかにちゃぽん。すーいすーいすーい」
みゃーとぴょんはワニイとおんなじように砂の上を
もぞもぞ、
川の中へちゃぽんとはいりました。


するとどうでしょう。
みゃーもぴょんもすーいすーいすーい。実に見事なワニ泳ぎです。
さんびきは川の中をあっちへす―いす―い
こっちへすーいすーいと泳いで遊びました。

~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                


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# by 09donpo11 | 2014-06-30 00:02 | ばぶさん童話 | Comments(2)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (わにの背中で)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

わにの背中で  

熊の家族が大笑いをしたので、
河原でひなたぼっこをしていたネボスケわにが目を覚ましました。
そして、大きなあくびをひとつしました。
「ふぁ~~~~あああ」


「あら、わにさん。
おくばのところになにかはさまっているよ」
「そうなんだよ、
これがとれなくてもう一週間も前から痛いんだ」


「どれどれ、わたしが取ってあげよう」
熊のお父さんが自慢の長い爪でそれをさっさっさっととりました。
それはお魚の骨でした。

「くまさんありがとう。すっかり痛みがなくなった。」
「どういたしまして。
わにさんちょっとお願いがあるんですがなぁ、
あなたの背中を貸してくれますか?」
「どうかしましたか?」
「ちょっと背中がかゆくてね、
あなたの背中のいぼいぼでこすらせてください」
「おやすいごようだ。さあどうぞ」


熊のお父さんはわにの背中にごろりと寝転がると
背中をもぞもぞうごかしました。
「いやあ、きもちい~い。
わにさんの背中のいぼいぼですっかり痒みがとれました。
ありがとう。」


熊のお父さんが起き上がると、
なんと、わにさんの背中はピカピカに光っていました。
なぜかというと熊さんの毛皮で背中のいぼいぼが
すみからすみまですっかり磨きあげられていたのです。 

わにさんはちらりと水鏡に映すと、 
「うっひょっひょっひょひょう~。
まるで新品だね。
私の背中もなかなかステキなもんだ。
今日からこの背中をもっと大事にしよう」


ワニは背中を右にひねったり左にひねったりして
何度も水鏡を覗き込みました。
しばらくうっとり見とれていましたが、
うんうんとうなずくと言いました。

「やあ、こちらこそありがとう。
おれいに子どもたちに水の中を案内してあげよう。
さあ、私の背中にお乗りなさいな。」
「わーい、わーい」

熊のお兄ちゃんとお姉ちゃんと、赤ちゃんの三匹は
わにさんの背中に乗りました。

「さあ、落っこちないように
私の背中のいぼいぼにしっかりつかまっておいで」
わにさんは水の浅い処から深いところまで
あっちもこっちも連れてってくれました。
ゆっくり泳いだり、超スピードで泳いだり、
楽しく楽しく泳ぎまくってくれました。


やがて夕方になりカラスが「かあかあ」と鳴いたので
熊の家族はお家に帰ることにしました。
「ばいばいわにさん」
「さよならくまさん」

                     ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                  


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# by 09donpo11 | 2014-06-29 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (熊の家族のお風呂)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

くまの家族のおふろ  

くまの家族が温泉旅行にやってきました。
山道を登って、ブナの林のトンネルを抜けて
小さな坂を下って登ってまた登って見晴らし峠に出ました。
「ちょっとひとやすみしよう」
爽やかな風も山道を登って来て熊の家族の間を
そよそよそよと吹き抜けていきます。
天気も良くて、遠くの遠くまでよく見えます。
「うわぁ~~いいながめ」
胸いっぱいにおいしい空気を吸うとまた出発です。
山道を下って、ささやぶを抜けて
小さな坂を登って下ってまた下って谷までいくと沢の水の音が
「さあ、さわ、さあ、こっちですよ。」と聞こえてきました。
一本橋を渡って河原に着くとごろごろ大岩小岩の間に
おめあての温泉がありました。
「さあ、おふろにはいるぞ」
一番最初に来たのは くまのおとうさん。
「あっついかな、ぬるいっかな」
くまのおとうさんはうしろあしでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもない。ちょうどいいゆかげんだ」

つぎにやってきたのは くまのおかあさん。
「あついかしら、ぬるいかしら」
くまのおかあさんはまえあしでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもないわ。ちょうどいいゆかげんね」

つぎにやってきたのはくまのおにいちゃん。
「あっついっかな、ぬるいっかな」
頭のいいおにいちゃんは頭でお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
かきまぜすぎてちょっと目が回りましたが
「あつくもないし、ぬるくもない。ぼくにぴったりだ」

そのつぎにやってきたのはくまのおねえちゃん。
「あっついっかな、ぬるいっかな」
おしゃれなおねえちゃんはくるりとうしろをむくと
みじかいしっぽのさきでお湯をかきまぜました。
ぐるぐるぐる ぐるぐるぐる
「あつくもないし、ぬるくもない。あたしにぴったり」

つぎにやってきたのはくまのぼうや。
「あっついか ぬるいっか どぉ~っちだ?」
といいながらいきなりお湯に飛び込んで
ばちゃばちゃばちゃ ばちゃばちゃばちゃっと
お湯の中で おおあばれ。
おとうさんにも おかあさんにも
おにいちゃんにも おねえちゃんにも 
お湯のしぶきがばちゃばちゃかかりました。
みんなで「わっはっはっ」とおお笑いしました。

             
                  ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)     


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# by 09donpo11 | 2014-06-28 00:01 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (おむすび屋さん)

☆年少組向けの8つの独立したお話。(満3歳~4歳くらいのお子さん向けのお話です。)
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。
お父さんお母さんやおじいちゃんおばあちゃんが声に出してお子さんに読んであげてください。

 

  おむすび屋さん 

すっかりおむすびづくりが上手になったミギー坊やとダリーちゃんです。
さっさか さくさく くいっくいっくいっ ぽん
きゅっきゅきゅ きゅらきゅきゅ むんぎゅむんぎゅ ほい

たんぽぽのはっぱでくるんだおむすび
ハルジョオンの花をおしゃれに飾ったおむすび

大きなおむすび
中くらいのおむすび
小さなおむすび
もっと小さなおむすび
もっともっと小さなおむすび

まん丸なおむすび
三角のおむすび
てんとう虫が止まりに来たおむすび
ダンゴムシがよじ登ろうとしているおむすび

お砂場の囲いの額縁の上におむすびを並べていきます。
あっという間に端から端までおむすびが並びました。
まるでおむすびたちのパレードみたいに賑やかです。

「さあ、じゅんびおっけー」
ミギー坊やとダリーちゃんはおむすび屋さんになりました。
「いらっしゃーい、いらっしゃーい。おいしいおむすびですよ」
「いろいろなおむすびがありますよ。おむすびはいかですか」

そこへ熊の五人家族がやってきました。
「あらまあパパ、おむすびやさんだわ。買いましょうか」
「そうだねママ。みんなでおむすびを食べよう。」
「おなかぺこぺこ」
「わーい、おむすびだ、おむすびだ」
「たべたい、たべたい」
五人家族は声をそろえて言いました。
「くださいな」

「いらっしゃいませ。どれがいいですか?」
お兄ちゃんが元気に言いました。
「ぼくはうめぼしおむすび」
おしゃれなお姉ちゃんは
「あたしはねぇ…こんぶおむすびがいい」
ちびちゃんは
「たらとおむちゅびがいい」

優しいママが言いました。
「わたしはおかかおむすびとシャケおむすびを下さいな」

太っちょパパが言いました。
「ねぎみそおむすびと、めんたいこおむすびと、
それから、ピリカラ高菜おむすびを下さいな」

「ピリカラ高菜おむすびはうりきれでーす」
「それじゃあ、キムチおむすび」
「キムチおむすびもうりきれでーす」
「それじゃあじゃあ、ピリカラ肉そぼろおむすび」
「ピリカラにくそぼろおむすびもうりきれでーす」
「じゃあじゃあじゃ…あとなにがありますか?」
「ピリピリカラカラしょうがおむすびならありまーす」
「じゃあそれみっつ」

「パパ、買いすぎです」とママが言いました。
「じゃあそれ二つ」

「パパ、食べすぎでーす」とこどもたちがいいました。
「とほほ、じゃあそれ一個ください」
「いった だっき まーす」   
            
                   ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
~(青い帽子)~(おむすび)~(おむすび屋さん)~(くまの家族のお風呂)~(わにの背中で)~(わに泳ぎ)~(電車ごっこ)~(おおなわとび)~(青い帽子)                   


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# by 09donpo11 | 2014-06-27 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)

ばぶさん童話 お話ぐるりんりん (おむすび)

☆年少組向けの8つの独立したお話。
お話とお話がバトンタッチしてその次のお話へと繋がり一周します。

おむすび

ミギー坊やがお気に入りの青い帽子をかぶって
てくてく歩いていると、むこうから
ダリーちゃんが大好きなピンクのスカートを
ひらひらさせてやってきました。

「ミギーぼうやどこいくの?」
「やあ、ダリーちゃん、こうえんにいくところ。」
「いっしょにあそびましょ」
「うん、いいよ。いっしょにあそぼう」

二人はブーランブーランぶらんこをしました。
階段をトコトコのぼって、
すべり台をスルスルスルスルーと滑りました。
沢山あそんだのですっかりおなかがすきました。

そこで二人はお砂場でおむすびをつくることにしました。
お砂場に誰かが置き忘れた小さなバケツがありました。

「ちょっとつかわしてね―」
といってから水飲み場の水道でお水をためて砂場まで運びました。


バケツを両手で目の高さに持ち上げて 
こぼさないようにより目にしてお水を見つめました。 

お水は歩くたんびにバケツの中でプルルンルンと輪を描きました。
歩くのを止めるとお水は静かになります。


そおっと、そおっと運んでいたけれど、お砂場はすぐそこです。
早く運び終えたくなりました。


今度はさっきよりちょこっとだけ大股にして歩いてみました。
お水はバケツの中で右に左に行ったり来たり。
まるで「はないちもんめ」みたいに動きます。
お砂場はもう目の前です。


ところがこんなに頑張っていたのに
お砂場の手前で躓いてお水を沢山こぼしてしまいました。
バケツの中に残ったお水は二人の手のひら一杯分くらいだけでした。

そのお水を乾いた白砂の上にかけると黒砂ができました。
ミギー坊やはギュッギュッギュゥウーっとつくりました。
「はいこれぼくのつくったおむすびだよ。たべて」
ダリーちゃんはフワフワフワァアとつくりました。
「はいこれあたしのつくったおむすびよたべて」

「ありがとう」といって
二人はおむすびを取り替えっこして食べようとしました。


これかたくってたべられない」とダリーちゃんがいいました。
「これふわふわでこわれちゃった」とミギー坊やがいいました。

そこで二人は
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
「かたすぎないで、やわらかすぎないで、ちょうどいいおむすび」
といいながら一緒におむすびをつくりました。

「いただきまーす。もぐもぐもぐ」
「あーおいしかった。ごちそうさま」


「もっともっともぉ~とたくさん おむすびつくろうか」
「うん、いいよ。もっともっともぉ~っとね」

            ~お・し・まい~

お話ぐるりんりんとひとめぐり
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# by 09donpo11 | 2014-06-26 00:04 | ばぶさん童話 | Comments(0)