ばぶのばぶなひとときをご紹介します
by どんぽのばぶ
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ばぶさん童話 「ワルグチエンザ」

ある時、どうぶつ村の保育園で『悪口』が流行しました。
始めのうちはほんのちょっとのいたずら心や言葉遊びで面白がっていたのですが
そのうち悪口はだんだんひどいものになって来ました。
  

『ワルグチエンザ』 


だれかがいいました。
「かばさん、かばさん、おくちがでかいのね」
いわれてかばさんは どきっとしました。
そしてまわりのお友達をそっと見渡すと
かばさんほど大きな口のお友達は誰一人としていません。
(わたしだけみんなとちがう)
なんだかちょっぴり悲しくなりました。
すると、ちょっぴり涙が出ました。
「かばさん、かばさん、おくちがでかいのね」
「かばさん、かばさん、おくちがでかいのね」
何度も何度も言われているうちに
とうとう我慢しきれなくなってかばさんは泣きだしました。
大きな声で泣きました。
くやしくなってかばさんは近くにいたさるくんにいいました。
「さるくん、さるくん、おしりがあかいのね」
いわれてさるくんは どきっとしました。
そしてまわりのお友達をそっと見渡すとさるくんみたいに
おしりのあかいお友達は誰一人としていません。
(ぼくだけみんなとちがう)
なんだかちょっぴり悲しくなりました。
すると、ちょっぴり涙が出ました。
「さるくん、さるくん、おしりがあかいのね」
「さるくん、さるくん、おしりがあかいのね」
泣きたいのを我慢していたさるくんでしたが
みんなが何度も言うのでとうとう泣きだしました。
口惜しくなったサル君は近くにいたきりんくんと目が合うと
「きりんくん、きりんくん、おくびがなが~いのね」
いわれてきりんくんはどきっとしました。
そしてまわりのみんなをみると
きりんくんほどながい首をしているお友達は一人もいません。
(ぼくだけみんなとちがう)
なんだかちょっぴり悲しくなりました。
すると、ちょっぴり涙が出ました。
「きりんくん、きりんくん、おくびがなが~いのね」
「きりんくん、きりんくん、おくびがなが~いのね」
泣きたいのを我慢していたきりんくんでしたが
みんなが何度も言うのでとうとう泣きだしました。
     ※
今ではもうみんなして悪口のいい合いです。
まるでインフルエンザのように大流行です。
「ねずみくん、ねずみくん、しっぽがひょろひょろね」
「わにさん、わにさん、せなかがいぼいぼね」

昨日まで風邪で保育園をお休みしていたぞうくんが
すっかり元気になってやって来ました。
ぞうくんをみるとみんなはくちぐちに言いました。
「ぞうくん、ぞうくん、おはながなが~いのね」
いわれてぞうくんはきょとんとして、
「え?」
といいました。
みんなはもう一度声をそろえて大きな声で言いました。
「せーの、ぞうくん、ぞうくん、おはながなが~いのね」
するとぞうくんはこくびをかしげて
「はあぁ?」
っていいました。
みんなはさっきよりももっともーっと大きな声で言いました。
「ぞうくん、ぞうくん、おはながなが~いのね」
するとぞうくんはにっこりとほほえんでうなずくと
「うん、そうだよ。ぼくのだいすきなかあさんもながいんだよ」

このときみんなの心の中に電気がびびびびっと流れました。

「そうだ、ぼくもかあさんとおんなじだ」
「あたしも、おかあさんといっしょだ」

かばはくちがでっかいからかわいいんだ。
さるはおしりがあかいからかっこいいいんだ。
きりんはくびがながいからすてきなんだ。
それ以来みんなはお互いの悪口を言うのをやめました。

                        ―完―


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# by 09donpo11 | 2014-04-24 06:36 | ばぶさん童話 | Comments(4)

ばぶさん童話 『だいさくせんのてがみ』

どうぶつ村の保育園の年長さんのクラスで、爆発的に「こま回し」がはやったある日のこと。


『大作戦の手紙』


いつものようにみんなでわいわい輪になって「こま対決」をしています。
その輪の後ろから首をながあくしてキリン君が覗き込んでいます。
「どうしたんだいキリン君。一緒にこま回ししようよ」
「うぅん。でもさぁきつねくん」
「こままわしやりたくないの?」
きつね君は首をかしげて訊きました。
「やりたいんだけどさ・・・ぼくのこまさぁ・・・」
「こまがないのかい?」
とあらいぐまくんがききました。
「こまはあるんだけどさぁ」
「わかった。こまがこわれちゃったんでしょ」
丸いおなかをぽんと叩いてたぬき君が言いました。
「こわれてなんかいないよ」
「だったらいっしょにやろうよ」
とロバ君も言いました。
「やりたいんだけどさぁ、ぼくのこまここにないんだよ。
ぼくのおうちにあるんだよ」

次の日のそのまた次の日の次の日です。
今日もみんなでワイワイガヤガヤ輪になって「こま対決」に夢中です。
キリン君がその輪の後ろから首をながあくして覗き込んでいます。
「キリン君も一緒にやろうよ。」 
ときつね君がいいました。
「こま回ししたいんだけどさ、
僕のこまおうちにあるんだよ。」
「きのうも、おとといも、その前の日もそう言っていたね。
どうしてもってこないの?」
きつね君は首をかしげて訊きました。
「それがさぁ、あしたはもっていこう あしたはもっていこうって
おもっていても、おもっていてもぼくって、
おうちにかえるとわすれちゃうんだよ。」
その時です。
縞リス君が大きな眼をくりくりきらきらさせながらいいました。
「いいことおもいついた。ねえ、きりんくん。
おうちにかえったら、よるのうちに、
あしたほいくえんにきていくふくのポケットに
こまとひもをいれておけばいいんだよ。」
「でもさぁ・・・」
「じぶんでじゅんびとかやんないの?」
「いつもママがじゅんびしちゃうから
ぼくまたわすれちゃうかもしんない。」
「そうか、だめかぁ、いぃーいかんがえだとおもったんだけどなぁ」
縞リス君はとっても残念そうに言いました。
「ほかになにかいいほうほうはないかなぁ」
「そうだ、このかみあげるからこれにわすれないように
てがみをかいておいたらいいや。
きつねくんはじがとくいだからかいてくれるかい」
ロバ君が耳をプルプルってさせていいました
「いいよ。でも、なんてかくんだい」
そこでみんなはいろいろな言葉を考えて、考えて、考えました。
そして暫くすると素敵な言葉がまとまりました。
きつね君がその言葉の全部の文字を一つ一つ丁寧に書きあげました。
「かけたぁ!」
きつね君は両手で手紙を頭の上に掲げました。
一生懸命書いたのできつね君の手のひらはすっかり汗びっしょりです。
みんなはその手紙の文章を声を揃えて読みました。

『キリンくんが あしたこまをもってくるのを 
わすれないだいさくせん・・・
きょう、うちにかえったら、
いろんなことするまえに、
いちばんすぐに、
カバンのなかにこまとひもをいれる、さくせん』

「これならあんしん。あんしん」キリン君は嬉しそうに
手紙をポケットに入れるとみんなに握手しました。
「よかったねキリンくん、
これであしたはいっしょにこまたいけつできるね。」

次の日です。昨日よりももっとにぎやかにこま対決が始まりました。
きつね君、あらいぐま君、たぬき君、ロバ君、縞リス君それに、
もちろんキリン君も一緒です。
「たぬきくん、ちょっとこまかして」
たぬき君がいいよともいわないうちに
ヘラジカ君はたぬき君のコマを横取りして回しました。
たぬき君のこまが止まると
「きつねくん、ちょっとこまかりてもいいでしょ」
とヘラジカ君はきつね君がいいよともいわないうちに
こまをとりあげて回してしまいました。
きつね君のこまが止まると
「しまリスくん、ちょっと・・・」
「やだよ、ぼくのコマだからつかわないで」
「けちんぼ、いいじゃないかちょっとくらいかしてくれたって」
「ヘラジカくんはじぶんのこまをつかえばいいじゃないか」
と縞リス君はシッポをぶりぶり回しながら言いました。
「だってないんだもん」
「なくしちゃったのかい?」
「あるけど、ないんだもん」
「それってどういういみ?」
「うちにはあるけど、ここにはないんだもん」
「もってくればいいのに」
「もってこようとおもっても、わすれちゃうんだから、しょうがないでしょ」
ヘラジカ君は鼻の穴を大きく広げて言いました。

それを聴くとみんなは一斉に大きな声で言いました。
「だいさくせんのてがみ!」
「なぁーにそれ?」
ヘラジカ君は眉毛をぴくぴくさせて聴きました。
「てがみをかいたらいいんだよ」
「だってぼくじよめるけど、かけないもん」
「ぼくのかみをあげるよ」
「ぼくがえんぴつでかいてあげるよ」
ロバ君が紙をくれました。きつね君が字を書きました。
手紙の文章をみんなが声をそろえて言いました。

『ヘラジカくんが あしたこまをもってくるのを 
わすれないだいさくせん・・・
きょう、うちにかえったら、いろんなことするまえに、
いちばんすぐに、カバンのなかにこまとひもをいれる、さくせん』

「だいじょうぶかなぁ」 とヘラジカ君。
「ぜったいだいじょうぶ」とキリン君がニコニコ言いました。

                           ―完―


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# by 09donpo11 | 2014-04-23 08:08 | ばぶさん童話 | Comments(2)

風の電話

震災後のエピソード「風の電話」
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# by 09donpo11 | 2014-04-22 23:35 | 3/11を忘れない | Comments(1)

ばぶさん童話 「すいのぞうど」

『すいのぞうど』    


図書の本棚の前できつね君が何やらもにょもにょ言っています。


「せんたくかあちやん・・・、さんまいのおふたい・・・、
くいりとくいら・・・、おしやへいりなたまこいやき・・・
・・・ええっと・・・つぎは・・・」

ははん、どうやらきつね君はこの頃自分で字が読めるようになったので、
嬉しくてうれしくて仕方ないみたいです。
そこへロバ君がやって来ました。
「きつねくん、さっきからなにやっているんだい?」
「ぼくね、じぶんで、じがよめるようになったんだ。ほんとうだよ。
いいかい、いまからよむから ちょっときいていてね。」
ロバ君は耳をぷるぷるってさせて
「いいよ、じゅんび オッケイ」
といいました。
きつね君は得意そうに読み始めました。
「せんたくかあちやん・・・、さんまいのおふたい・・・、
くいりとくいら・・・、おしやへいりなたまこいやき・・・
・・・ええっと・・・つぎは・・・」
ロバ君はちょっとおかしくなってくすっと笑いそうになりましたが、
きつね君が一生懸命読んでいるのに笑ったら悪いなって思いました。
そこで、ぐっと我慢した途端に鼻がむずむずして、
「はっ、はっ、はっぁ、はあくしょん」
大きなおおきなくしゃみでした。
きつね君はびっくりして
シッポが野球のバットのようにピンとなりました。
「ロバくん、だいじょうぶかい?」
「ごめん、ごめん。だいじょうぶだよ」
「それじゃあ、もういちど さいしょっからよむから、
よくきいていてね。
せんたくかあちやん・・・、さんまいのおふたい・・・、
くいりとくいら・・・、おしやへいりなたまこいやき・・・
・・・ええっと・・・つぎは・・・」
「ん、ん、うぅん」と変な咳払いをすると
ロバ君はちょっといいにくそうに
「きつねくん・・・」
「なんだい、ろばくん」
「あのね きつねくん、『せんたくかあちやん』じゃなくて
『せんたくかあちゃん』  ほらねよくみてごらん、
せ・ん・た・く・か・あ・ちのあとの『ゃ』のじだけちっちゃいだろ。
だから『ちやん』ってよむのじゃなくて、
こういうときは『ちゃん』ってよむんだよ。
だからこのほんのなまえは『せんたくかあちゃん』だよ。」
「そうか、『せんたくかあちやん』じゃなくて
『せんたくかあちゃん』ってよむのか。
ぼくまたひとつおりこうになっちゃったみたい。うれしいな」
きつね君はしっぽをふりふりさせて小さくぴょんとはねました。
「それじゃあつぎは
さんまいのおふたい・・・、
くいりとくいら・・・、
おしゃへいりなたまこいやき・・・」
ロバ君は鼻をブルブルッとして
「はっ、はっ、はっぁ、はあくしょん・・・ごめん、ごめん」
「どこかよみかたがへんだったのかな」
「うん、だけど、きつねくんどうしてわかったんだい?」
「だってさ、きみさっき、はなをブルブルッてしたもの。
そういうときは きっと なにかあるときだからさ」
「きつねくんって、めいたんていだね」
「それほどでもないさ。
じゃあ、つづきをよむからきいていてよ。
さんまいのおふたい・・・、くいりとくいら・・・、
おしゃへいりなたまこいやき」
「あのね、
『さんまいのおふたい、くいりとくいら、おしゃへいりなたまこいやき』
じゃなくてねじのそばにちいさいてんてんがあるときは『さんまいのおふだ、ぐりとぐら、おしゃべりなたまごやき』ってよむんだよ。」
「へえ~そうなんだ。
『さんまいのおふだ、ぐりとぐら、おしゃべりなたまごやき』っかあ。
それじゃあつぎは~~
『じごくのそうべい、たべられたやまんば、がぎぐげごんたろう
だだだだんだんごむしせいちゃんのぼうけん、
がんばれくじらぐみ、それゆけくじらぐみ』え~~と」
きつね君がものすごいスピードで どんどん読みだしたので
ロバ君は目をくりくりとしました。
「きつねくんすごいね」
「いやあ~~それほどでもないさ。
こぶたのまーち、じゅういっぴきのねこ、
おたまじゃくしのひゃくいっちゃん、
『す・い・の・ぞ・う・ど』 すいのぞうどぉお?  れれれ?」
きつね君は小首をかしげ、ロバ君は耳をプルプルっとさせました。
「わかった。きつねくん。このほんだけうえとしたがさかさまにはいっている」
ロバ君はその本を取り出すと、うえ・したひっくり返して、
元の場所に入れました。
そしてきつね君とロバ君は一緒に声を出して読みました。
「どうぞのいす」
「さかさまにはいっていたら『すいのぞうど』になっちゃうもんね。 
すいのぞうどなんてへんだよね。」
「さかさまになってはいっているほんってほかにもないかな。」
「あっ、あったよ。さかさま」
「ぼくも2さつみつけたよ。さかさま」
きつね君とロバ君は本棚じゅうを端から端まで調べ
さかさまにはいっている本を見つけると取り出して、
うえしたを直してもう一度本棚に入れました。

                         ―完―


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# by 09donpo11 | 2014-04-22 19:36 | ばぶさん童話 | Comments(4)

ばぶさん童話 ごりちゃんとりらちゃんより 『クッキーリラちゃん』 

クッキーリラちゃん   

昨日ゴリラのリラちゃんがクッキーをたくさん作りました。
薄力粉・砂糖・溶かしたバター・卵・牛乳・塩少々
さくさくかき混ぜモミモミこねて
伸ばして丸めてくるりとねじって・・・。
リラちゃんのクッキー作りも今度で3回目です。
1回目はパパの誕生日のプレゼントにとママと一緒に作りました。
2回目はママの誕生日のプレゼントにとママと一緒に作りました。
クッキーを食べたくなったので
3回目は誕生日ではないけれど自分のために作りました。
もうすっかりクッキー作り名人ですから今度は一人で作りました。
とってもはりきって作ったのでずいぶん沢山できてしまいました。
食べても食べても食べきれません。
「そうだ、ゴリちゃんにもあたしのクッキー
プレゼントしちゃおう。」
リラちゃんは素敵な絵が描いてあるお弁当箱を
ママから貸してもらうと いろいろな形のクッキーを
お弁当箱の中にきれいに並べて入れました。
クッキーは、ちょっとおすましをしてよそいきの顔をしています。

まあるいクッキー しかいくいクッキー
さんかくのくっきー ハートのクッキー
リボンのクッキー ゆびわのクッキー
おほしさまのクッキー チューリップのクッキー
めがねの形のクッキー ドーナツみたいな形のクッキー
お弁当箱の中はなんだかとっても楽しくなりました。

リラちゃんは一番お気に入りのハンカチでお弁当箱を包みました。
この間から練習していたちょうちょう結びも不思議なことに
今日はたったの一回でとってもかわいい蝶々の形に結べました。
♪ランララーラ ラン 
ランララーラ ラン ♪
リラちゃんはスキップで歌いながら、
ゴリちゃんのとこに行きました。
ところが途中で石ころに躓いて「あっ!」っと、
転んでしましました。
ちょうちょう結びで包んだお弁当箱は
リラちゃんの手をすり抜けてカラカラコロコロロン。
その時ちょうど自転車に乗ったゴリちゃんが
チリリンと通りかかって急ブレーキでキキーィ。
自転車からぴょいっと飛び降りると
「りらちゃん。だいじょうぶかい?」
とたすけ起こしてくれました。
「はい、リラちゃんのおべんとうばこ。」
「ありがとうゴリちゃん。これゴリちゃんにプレゼント。
あたしのつくったクッキーよ。おいしいわよぉお。」
「じゃあ、あそこのベンチにすわっていっしょにたべようよ」
リラちゃんはちょうちょう結びを解くと
お弁当箱を開けクッキーを見ました。
二人は同時にさけびました。
「あっ!」とりらちゃんは悲しくなりました。
「わーい」とごりちゃんは嬉しくなりました。
「あっ! あたしのつくったクッキーの形が・・・」
「わーい。こんなにたくさんいろんなかたちのクッキーだ。
うれしいなぁ。たのしいなぁ。これはなんだろう? 
ヨットにでんしゃに、こっちはヘリコプターかな。
『バキューン』って てっぽうのクッキーもあるぞ。
これはなにかな…じどうしゃに、ひこうき。
あっ、ふたごのかいじゅうだ。おばけもいるぞ。
リラちゃんこれぜんぶぼくにくれるの?
ボクの大好きなものばかりよくこんなにたくさんしっていたね。
リラちゃんってほんとうにすごいなぁ。」
ゴリちゃんがとっても喜んでくれたので
リラちゃんも嬉しくなりました。    

                         ―完―


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# by 09donpo11 | 2014-04-21 10:27 | ばぶさん童話 | Comments(0)